飯田千里・8つの質問!
8つの質問! 第6回目の本日は、飯田千里さんです! - - - - - - - - - - 1・描いたり作ったりすることを続けることにしたきっかけは何ですか?
まだアニメーションを始める以前のことですが、
描いたり作ったものを周りの人が
驚きと(時に若干引きつつ)笑顔で迎えてくれたからだと思います。
このことには本当に感謝しています。
2・作画している時、あるいは造形・撮影している時、頭の中はどんな風になっていますか?
なるべく主観的に、直観と無心で進められるようにしています。
認識が「あとは作業モード」になってしまうと終わった気になってしまうのです。
そのために、事前にビデオコンテを固めたり、カット尺を決めたり、
何コマ目にはこういう絵にするなど小さくゴールを区切って、
飽きないようにしています。
3・今回上映する作品で、「このテーマで作ろう」と決意したきっかけは何ですか?
今作に関しては、とにかく自分が見たいなと思うものを
オモチャ箱のように詰め込みました。
制作上のテーマは、終始制作の状態をフカンすることで、
自分のできることをやりきるということでした。
つまり、色々なことを考慮した作り方をしてきたことへの反動がきっかけです。
4・今回上映する作品で、監督が一番印象に残っているシーンはどこですか?
とあるシーンは画面の質感そのものが他と異なります。
やり方を含めて色々模索した箇所でした。 またシーンではないですが、ブルーグラス☆ポリスさんによる
挿入歌が印象的なのでぜひ聴いて下さい。
5・制作と生活は、どのように両立していますか?
学生時から常に制作ありきの生活で、
その時々で関わり方に差があっただけのような気がします。
例え一時期どちかに依っていても、
いつか反対に振れればそれで良いし、
その期間が平等である必要もないと思います。
6・完成を迎えた時は、どんな気持ちですか?
とてもナーバスになることが多いので、
制作の最終盤では次の作品や他の現実的な問題を考えるようにしています。
何より本当の完成は、誰かに見てもらえてからなのだろうと思います。
7・アニメーションを作ることの魅力は何ですか?
アニメーションは絵空事なのに、そこに取り組むことで「生きてる感じ」を得られることです。
8・上映会当日に向けて、メッセージをお願いします。
自分にとっては新作発表の場でもありますが、
既にどこかで見たことがある作品も
生活しながら何かを続けていくという視点でみると
また違った見え方ができる上映会だと思います。
ご来場お待ちしております。
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