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小野ハナ・8つの質問!

8つの質問! 第5回目の本日は、小野ハナさんです! - - - - - - - - - - 1・描いたり作ったりすることを続けることにしたきっかけは何ですか?

小1くらいから、ぼのぼの(作・いがらしみきおさん)に影響を受けて 4コマ漫画を描いていました。 出来上がったら友達に見せるって約束をしていたのに、 ノート1冊分が完成した頃にはずいぶん時間が経っていたため、 もう忘れてるだろうな、あんまり上手くいかなかったしな、、 見せるのやーめよ。。また今度描いたらにしよ。。 そう思って、描き加えたり新しいのを描いたり紙を変えたりしていて、今に至ります。

2・作画している時、あるいは造形・撮影している時、頭の中はどんな風になっていますか?

同じ瞬間を何度も何度も、 同じ仕草をなんどもなんども繰り返し思い返しています。 1秒で1〜3回くらい、その描きたい動きをおさらいして、それを何時間も続けています。 映像がバグって進まず、延々繰り返されてるものが流れてるみたいな状態だと思います。

3・今回上映する作品で、「このテーマで作ろう」と決意したきっかけは何ですか?

『such a 〜』に関しては、 修了制作で作っていた『澱みの騒ぎ』という作品の絵コンテを描いていた時に、 人の死についてずっと考えていた反動で、 自分だったらどこで死にたいだろうか、ということを想像し始めたのがきっかけです。 『あいたたぼっち』に関しては、 音響監督の髙橋紗知さんが卒業制作に取りかかるとのことで、 野菜の形をしたキャラクターの物語にしよう、と打ち合わせをして生まれました。

4・今回上映する作品で、監督が一番印象に残っているシーンはどこですか?

『such a 〜』に関しては、最後の方、丸い星が遠ざかっていくシーンの直前の、 色がコマごとにバラバラの風景になっている所です。 この作品で一番やるべきことはここだったなと思いました。 『あいたたぼっち』に関しては、サボテンとバラが記憶の中で暴れて ぐにゃぐにゃになる所です。 身体を持って憎悪を動かすって難しいなって思いました。

5・制作と生活は、どのように両立していますか?

夫と家事を半分しています。私は自炊と買い出しの担当です。 出来るだけ生活リズムを崩さないスケジュールを心掛けていますが、 制作と仕事の納期が重なって、さらに家の事も立て込んでる時には、 たまにはいいよね、と思って 深夜にコンビニのチキンを買って食べて踏ん張ったりしています。

6・完成を迎えた時は、どんな気持ちですか?

完成がいつなのか、自覚するのに時間が掛かるようで、 問2の状態を、完成試写会後もしばらく続けています。3ヶ月くらい。

7・アニメーションを作ることの魅力は何ですか?

ある世界の全部を描けること。 でも、その世界の全てを掌握している状態ではなくて、 逆に向き合わされて、突き動かされて、知らない所に連れていかれるような、

眼前に、意識にのぼったことの無かった風景や思考が、 いつの間にか現れているような(自分で描いているのに)、

そういう境地に連れてってくれるのが魅力です。

8・上映会当日に向けて、メッセージをお願いします。

普段個々人バラバラなスタイルで活動をしている作家同士ですが、 こうして集まって、1人じゃ出来ないことも協力しながら作り上げてきた上映会です。 だからこそ作品の趣向が本当に多様なので、楽しんで頂けたら良いなと思います。

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